学生のアマチュア無線Q&A/そもそも...
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A.のめり込まなければ大丈夫そもそも1ヶ月に1回リグの電源を入れるかどうかすらわからない(!)私がいうことでもないですが、のめり込まなければあまり影響はないのではないかと思います。
アマチュア無線にかける力は人それぞれで違います。 たとえばコンテストで上位スコアを取るためにアマチュア無線をしている方もおられますし、交信数を稼いでカード(交信記録)を集めるためにアマチュア無線をする人もおられます。 もちろん私みたいにただただ実験のため、ちょっとした会話のために使用する人もいるでしょう。(法律では「金銭上の利益のためでなく、もつぱら個人的な無線技術の興味によつて行う自己訓練、通信及び技術的研究その他総務大臣が別に告示する業務を行う無線通信業務をいう。」と書かれています。私は技術的研究がほとんどです。) あと、このページを見ている方には関係があまりないかもしれませんが、一応言っておきます。 仕事でアマチュア無線は使えません! これには例外なく使用不可です。 みなさんご注意ください。 話を元に戻すと、学生での一番の問題は「学業に注ぐ時間」、「金銭的な問題」の二つが壁になると思います。 学校ではよく「この二つをいかに乗り越えるか」みたいな話があるかと思いますが、あくまでも個人的な興味の範囲内ですからこの二つの壁は乗り越える必要がないと考えます。 | |||||
1.学業に注ぐ時間の確保アマチュア無線は電波を扱うので、時間・季節によって飛び方が変わります。
特に、夜間は昼間使われている機器が電源を落とされてノイズが減り、太陽からの影響も少なくなるために短波帯(HF)では電波が聞こえやすくなります。 私はアマチュア無線を始めた最初の頃、マッチングのほとんど取れていないアンテナ(SWR=3以上、測定不能)で40m SSB(よく7MHzと言われます)でCQに応答していました。 やはりその頃は夜遅くに会話していたので、朝方起きるのがきつくなっていました。 その後、去年の9月ぐらいにアンテナの方でトラブルがあり(当たり前)、一度お休みとなりました。 その際に気づいたことが、「いままでたくさんの時間をアマチュア無線に取られてきた」ということです。 夜遅くまで無線機の設定を触ってみたり、アンテナを調整しに外へ出たりして寝るのが23時ぐらいになっていた自分を振り返り、「これはまずいな」と思ったわけです。 それからはアマチュア無線にとっていた時間を他のこと、例えば模試の振り返りや英検の資格取得、さらには予備課題(学校で「こちらもやってきたら点をあげるよ」といった課題)にも取り組みました。 この体験から「アマチュア無線には過度にのめり込んだらいけないな」と思いました。 今でも時間の使い方には結構気をつけています。 例えばどうしても聞きたい短波ラジオがあった時、無線機の電源をつけたままICレコーダーのタイマー録音を使って録音して週末に聞き返すようにしています。 中間周波数やトーンを調整できないのが難しいところではありますが、それも「次はこっちを下げてみよう」や、「今度はここをちょっとだけ上げてみよう」など上手に聞くための一つの経験となります。 | |||||
2.金銭的な問題の回避学生は金銭的な問題があるものです。
私は1000円でも高いと思うぐらい、自由に使えるお金が少ないです。 そこで、私は古い機材を使用しています。 最近はオークションなどで古い無線機が簡単に入手できるようになりましたが、それはお勧めできません。 いくつかの病気を抱えている可能性があります。 私はオークションで無線機を購入したことはありませんが、かなりの確率で修理が必要になってきます。 よって、いくらかの事例を除いて無線機をオークションで購入することはおすすめしません。 そこでどうするかですが、私は「信頼できる人からいただく」もしくは「信頼できるお店で購入する」の二択になると考えています。 名前やコールは公表しませんが、私の周囲にもYouTubeで配信を行っているアマチュア無線家から頂いたという方もいます。 私自身は知り合いの無線家からいただきました。 詳しいことは省きますが、人づてを探すことも一つの手ではあります。 これで一つの関門は突破できました。 無線機が揃えば、あとはアンテナとそれを繋ぐケーブルのみです。 これは西日本ハムフェアで揃えました。 100円で性能の劣化したケーブルを購入し、2000円で短波帯のアンテナを購入しました。 合計金額は2100円です。 このように、お金がない学生のうちは感謝を重ねながら他の方の助けを得ることも重要だと考えます。 その後、私はたくさんの方から機材やケーブルのご支援をいただき、技術を磨いています。 色々な方から聞くことはそのほとんどが勉強になります。 | |||||